書店やamazonで良く見かける本だったので手に取ってみました。
誰でも直ぐに始められる思考をクリアにして決断を素早くする方法が書かれていたのでまとめてみます。
A4用紙に1分間考えていることを書き出す。それを1日10枚
本書の大部分で書かれているトレーニング方法です。
プリント用紙などのA4サイズの紙に1分間に書き出すことで、
アイデアや感情、問題を明確にすることで思考をクリアにして決断を早くする手助けになると書かれています。
書き方は、タイトル(テーマ)、日付、思い浮かんだことを箇条書きに書いていきます。
思い浮かんだことは出来るだけ具体的に書き頭の中のモヤモヤを言語化する必要があります。
1日10枚書いていくと、1ヶ月で300枚くらいになります。
そうすると同じテーマを思いついたりすることがありますが、そうだとしても同じようにメモを書き続けます。
フィルタリングをせずに書く
前提として紙に書くことは誰にも見せないようにします。
その上で良いことも、悪いことも自由に書き出していきます。
例えば会社の上司や恋人ととうまくいかないことの理由などを書き出す場合も、
思ったこと感じたことをそのまま書き出していきます。
そうすることで、怒っていたこと気分が悪かったことなどスッキリしてきて
感情的なブロックや認知の障害が解消されて次に進むことができます。
メモとして書き出すことで客観的に状況を見ることができ、実は相手だけに不当な部分があったのではなく
自身もその原因があったことに気づいたりすることができます。
そしてメモを書くことで、課題が素早く解決されて自身の持つポジティブな部分が自然と出てくるようになります。
メモはカテゴリ分けして、たまに見返す
書いてきたメモはある程度のカテゴリに分けることができるので、
ファイルなどを使ってカテゴリー分けしていきます。
見返す頻度は3ヶ月にサッと見返します。そしてその3ヶ月後(6ヶ月後)に
また整理した際に前に読み返した部分をもう一度だけ見直します。
2度の見直しをしたら、それ以上はしなくて良いそうです。
そこで過去に自身がどのようなことに悩んでいたのか、考えていたのか見返すことができます。
表紙を見た時はもっと違った考え方のトレーニングのような本だと思っていましたが、
誰でも直ぐに実践できるトレーニング方法で試したくなる内容でした。
最近読んだ松浦弥太郎さんの本の中でも、常にメモ帳(情報カード)を持ち歩いていることが書かれていました。
本書ではメモを書くべき理由を更に具体的に深めてくれた気がします。
情報カードを持ち歩くことを既に実践していて、どうこのゼロ秒思考のメソッドを生活に組み入れるか考える必要がありそうです。
まずはA4用紙を買ってこようと思います。
それではまた!